綱此山(コウシヤマ)の麓、村の離れに住む
高校生・矢世 橙子(ヤヨイ トウコ)。
生まれつきの不気味な髪と目の色から呪いの子とされ、
天涯孤独の一人暮らしであるトウコは
足の怪我で病院へと赴いた。
いつもと変わらない病院。その中でも懇意にしてくれる
看護師・広瀬 愛海(ヒロセ マナミ)から
キセツ様というおとぎ話を聞いた、ところで――
目が覚めれば、そこは見覚えのない場所だった。
古い家屋に開かない玄関。
淡く光る鬼灯を片手に暗闇を進む先で出会ったのは、
ミヤと名乗る、広瀬そっくりの女性だった。